第1章 悩みの種、発芽…。

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――――――――……… 話は遡ること数週間前。 わたし、クラス委員を勤めて成績は学年トップを高校入学後1年間維持し続けた、云わば優秀で真面目な生徒、早瀬稚優瑚〈はやせちゆこ〉は、ある男子生徒に悩まされていた。 その男子生徒は、耳に開けられたピアスの穴の数も片手じゃ収まらないほどで、金髪に染まった少し長髪の髪がトレードマーク。 学年全体から、『不良』と恐れられている人物なのだ。 『優秀で真面目なクラス委員』のわたしとは何の関係もなさそうに見える『不良』の彼が、何故わたしの悩みの種なのか…と言うと…………。 、
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