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―チチチ
洋祐は小鳥のさえずりと柔らかい日差し…そして…
「兄貴~!!!さっきから起きろって言ってるだろぅが!!!」
…妹の罵声?で目覚め…いや叩き起こされた。
「ん゛~里香か?もう少し寝かしてくれょ、お兄ちゃん疲れてるんだ。」
「うっせ~!!!バカ兄貴!!さっさと起きろや!!!」
洋祐の妹は一つ下の15歳。顔は良いが口が悪いのが欠点。
この男勝りな性格のせいでクラスの男子はあまり寄り付かない…らしい。
「分かったよ……zzZ…」
「こんのクソ兄貴~!!!!!」
―20分後
洋・里「「行ってきま~す!!」」
「ついてくんなょクソ兄貴!」
「おぃ!仮にも兄ちゃんに向かってその口のきき方やめろょな!!それに学校は中高一貫校だから一緒なの当たり前だろ!!」
「チッ…」
「(舌打ちかょ…)」
「お二人さ~ん♪今日も仲良く登校かい?」
「「仲良くねぇ!!…」」
後ろから声が聞こえたので二人は振り向きざまに言った。
「アハハ♪ハモった②☆おもしろ~♪」
「何だ隆大かょ~。」
「隆大クン!?!?カッコ良くなったね~♪」
「もしかして里香チャン!?!?大きくなったな~♪相変わらず洋祐とケンカかぁ~昔を思い出すなぁ~♪」
「まぁ3年も経てば私だってこんなもんょ♪どう~?可愛い?(笑)」
「可愛いょ♪彼女にしたいくらい♪(笑)」
「え!?本当!?!?」
「(里香のヤツ本当隆大にベタ惚れだからな…)隆大!!!お世辞言うなよ!!コイツ冗談が分かんねーんだから!本気にするぞ!!」
「え~そうなんかぁ~?」
「なッ!!バカ兄貴!!」
里香は怒ってチャリで先に行ってしまった。
「あ~ぁ…洋祐ひで~なぁ。もっと優しくしてやれよ~。」
「嫌だね!!」
「即答かょ!」
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