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どきどき。どきどき。 ―私は368番。 「オーディション一次審査合格者はぁ…292番浅野理恵さん!354番鈴木大介さん!」  3 6 8 …っ! いつの間にか震えていた手を見て、自傷的な笑みを浮かべた。 同じように緊張している君を見て、自然と微笑むのを感じた。 ……君と目があって、二人で小さく笑った。
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