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電話を切ったのが6時半。そこから飯を炊き、晩飯の準備に取り掛かって、出来た頃には8時少し前。
机の上に、大根と玉ねぎの吸い物とレンジで温めたミートボール。それと、牛蒡(ゴボウ)と人参を千切りにし、醤油で味を付けた炒めものを並べた。
それからエレアを呼びに行き、椅子に座らせて食事を開始。
一口、二口食べた辺りで、エレアに先ほどした話を切り出した。
「さっき地主様にちゃんと告げてきたが、仕事内容はこちら任せと返された。
こちらとは言っても、全てエレア任せなんだがな。酷いものだろう?」
「いや、そうでもないんじゃないか。
全て私任せならば。私に任せておけば心配なく、全て解決してくれると信頼している証拠に違いない」
前向きだな……。自分にはどうにも、電話口ではそう聞こえなかった。
どういう風に聞こえたかと言えば。
「信頼……というよりも、なんだか押し付けみたいだったかな。
『断罪者の1人なら何とかやるでしょ?』みたいなもんだ。信頼ではないと思う。
まぁ、それをどう思うかはエレアの自由としてだ。肝心の仕事内容だが、エレアがどうするつもりか聞かせてくれないか?」
話を進める為に本題を切り出して、尋ね聞いてみれば。返答はこうである。
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