第二章

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 長期休暇が終わるので聖が分家へと帰り一月ほどたったある日。 学院での授業を終え会社へと向かう途中の事だった。 何時も使う大通りが事故で通行止めになっていたので少し外れた脇道を歩いて行く事にした。 歩道ぐらいしか道端のない道を歩いていると高層ビルの間に埋もれるように喫茶店があった。 (こんな所に喫茶店があるとは…) 竹流は何かに引かれるように店に入って行った。 カラン…  中に入るとこの時代には珍しい木材造り、テーブルクロスやカーテン、その他のインテリアもモノトーンでまとめられていてとても落ち着いた感じの店。
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