第一章

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この町に住む者は必ず聞かされる物語。 昔々、突然やってきた異人が町の少女の生き血を吸い、次々と犠牲者を出していた。 ところが、たった一つある教会の娘と吸血鬼が恋に落ちた。 娘は吸血鬼の行いを知り、悲しみ、自らの命と引き換えに吸血鬼を森に封印した。 だから、あの森深くには吸血鬼がいて、時々迷い込んだ人を襲っているのだ。 だから、決してあの森に近づいてはいけないと。
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