‡序章‡

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 この本は、様々な人間の人生模様を書き綴った本なのだ。  そして、まだ完成していない。  この本の完成した形が、どんなものになるのか、誰にもわからないが。  何気なく開いていくと、様々な筆跡で書かれた数々の願い事に、文は書き手の心境を読み取っていく。  僅か一行に込められた、人々の願い事が、各人の想いを物語っていた。
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