‡序章‡

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 他愛もない願い事もある。  だが、中には、怨念を感じさせる呪詛の言葉や、狂気に満ちた欲望も書き連ねられていた。  この本を使っていいのだろうか?と、文は不安を覚えた。  だが、ページをめくっていくうちに、これらの願い事は叶ったのだろうか?という疑問のほうが大きくなっていった。  そして、何も書かれていないページにいきつく。
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