‡序章‡

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 そんな時、文の脳裏に閃くものがあった。  文の祖父が言った、ある不思議な内容の話だ。  祖父は、文を愛してくれた。  誰よりも、大切にしてくれた。  そんな祖父が、ある日、文に言ったのだ。 「この本は、どんな願い事でも叶えてくれる不思議な本だ。文、お前にあげるよ。困った時に使ってみなさい」  そう言って、一冊の本を取り出した。
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