14人が本棚に入れています
本棚に追加
皆に逃げろと言ったところで無駄だろう…
そう考えながら零と解は顔を見合わせてうなずいた
一通り倒すと敵は自分達の教室からはいなくなった
が校舎内にはまだ残っている
2人は教室を飛び出して廊下に出る
「一番奥のクラスに行こう」零がそう言って解と一緒に走ろうとした時だった
進行方向と逆の方から火のかたまりがとんできた
零達の後ろにモンスターがいたのだ
そのモンスターは丸焦げになってる
その火のかたまりを飛ばしたのは九楼理だった
「九楼…今のは…?」
零が尋ねる
「見りゃあ分かるだろ?黒魔法だそんなのも分からないのか」
九楼が零を馬鹿にする
「いや…そのただ確認したかっただけ…」
零が言うと九楼理はあっそと言う
「とにかく一番奥のクラスに行って炎君に会おう」
零が言う
2人はうなずく
ちょうど走り出した時だった
零の隣の組から1人の少女が飛び出してきた
なにやら巨大なスプーンみたいな物を持って…
零は6割ドキッとし3割驚いた
その少女は零の好きな人…成星 凛だった
凛はもう半泣きの状態だった
零は照れながら
「どうしたんですか?大丈夫ですか?」
と尋ねる
「こわくて…」
凛は答えた
「こわかったのか…大丈夫ついていってあげるよ…」
零は小声で言う
「えっ!?」
凛は聞き取れなかったらしく聞き返す
「援護するって言ったんです!!」
凛の後ろに現れたモンスターを剣で斬りながら零は言った
最初のコメントを投稿しよう!