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アース「近くに『泥雲の樹海』(でいぐものじゅかい)がある。あそこはどんな強者でも入れない…なぜかわかるか?」
フリード「猛毒の霧があたりを締めている…だから泥雲の樹海だろ?」
アース「そう…泥雲という毒霧があるからだ。だからどんな強者も入れない…誰も中に入って生きてた者はいないから、なにがあるかわからない…しかしある村人が『その森から機械を持って【なにか】が飛んでいった』と言っていたんだ」
フリード「つまりその機械がもしかしたら『ロスト』の名残かもしれないと?そのなにかが『メルル』かも知れないと?」
アース「あくまでも可能性だ」
フリード「可能性があれば十分だ♪テンション上がってきたぜ♪さっそく行「ストップ!!」
「「ん?」」
ヤチルが俺達を阻む
ヤチル「さっき言ったよね!?どんな強者でも入れないんだよ!?強い魔物も入れないんだよ?人間なんてもっと無理だよ!!」
はぁ…なるほど。心配してくれてる訳か
でも…
「「で?」」
ヤチル「へ?」
【ただの毒如き】がなんだって?
アース「とりま俺達は大丈夫なんだよ」
ヤチル「なんで!?」
フリード「なんでかは言えないが…大丈夫なんだよ」
ヤチル「やだよ!!ちゃんと理由言わないと通さないよ!」
ヤチルの目は潤いだす…アースが心配なのだろう
一緒に暮らしてたからな
信頼してるわな…
でも…
アース「ヤチル…」
中途半端な心配すんなよ
フリード「…チッ…」
――ドンッ!
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