君と僕

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雨が降り頻る校庭を三階のベランダから見下す。 僕の視線の先には1つの傘に収まる2つの影──…… 『…りゅうや……』 視線の先にいる人間の名を呼んでみても振り返るはずもない。 僕の瞳から溢れ出る雫は…… 雨? 涙? ………苦しい…… 胸を押さえ付けて…… 僕はベランダに座り込んでいた───……… .
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