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『……えっと……俺、さ…』
何やら言葉を探しながら竜也はどもる……
僕はなんとなく気付いた。
竜也の顔や仕草で……
だてに【幼馴染み】をやってきてないよ。
だけどね…
僕の【勘違い】だと思いたいから……
竜也の言葉を待っていた。
勿論…勘違いなんかじゃなかったんだよね。
『…彼女ができたから…』
竜也はまだ視線を合わせようとしない。
…………僕は胸を誰かに握り潰されているような感覚を味わった………
【カノジョガデキタンダ】
何度も…
何度も……
頭の中を駆け巡る…。
竜也の音───…
ダレカ……
【夢】ダト言ッテクダサイ…
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