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「入るぞっ夢幻。」
コツコツコツと足音を立てながら寝室まで直行で歩いて行くこの青年。
名前は刹那この夢幻と言う青年とは幼なじみで腐れ縁みたいなものである。
寝室に着いた刹那、
「おいっ早く起きろ。遅刻になるぞ!」
………………。
「う~ん、かぁ~~~~~。」
「いつもいつもコイツは…」
その言葉を発したあと刹那は布団をひっくり返した。
その衝撃により布団の中でスヤスヤ寝ていた夢幻は『ズトンっ!』という鈍い音を立ててベッドから落ちた。
「いってぇ~!地震かっ!?」
と言いながら飛び起きた。
「やっと起きてくれたな。そして地震など起きていないから、俺が土属性なら間違いなくここは震源地になっていたぞ!」
「んっ?刹那?何で俺んちにいんの?てか勝手に家入んなぁ!不法侵入だぞっ!」
と寝ぼけながら言う夢幻。
すると呆れながら、
「はぁ~お前今日何の日が忘れたのか?卒業そして属性検査の日だろ?そしてついでに言うと遅刻すんぞ?」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!やばっ!すぐ用意すっから待っててっ!」
10分後………
「ゴメンっゴメンっ!結構早かったろ?」
とか全然反省の色を見せないこの夢幻と言う青年…
「まぁいい。早くいくぞっ。」
「ほぉ~~~い。」
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