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その人は、承知しお礼を言ってドアノブに手をかけようとしたとき
男が引き止める。
「往復してくれれば独り者君の役にたつものをあげましょう」
そういってドアノブを回す。
すると、入った場所が変わり小鬼がいる木の下にいました。
「あなたは魔法使い?」
その人は問いました。
男はただニコリと笑っただけでした。
その人は何度か往復し、鉢植えや珍しい夜昼朝のレース。はたまた花瓶や如雨露などを渡してくれました。
「経済負担になりませんか?」
ちょっと心配そうにその人は聞きます。
「何平気ですよ。昨日、骨董屋に高値で品を売りましたからね」
嬉しそうに男は言った。
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