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蕾となり花が開き、空の香りが虚の中を新しい世界に変えていきます。
ざわざわとした草の中を小鬼は呆然と また、うっとりと眺めていました。
出来上がった途端、
小鬼は涙を流しながらお礼を言うのでした。
「あぁ! 君はぼくの世界を変えてくれた!
素晴らしい!
空がある!
花が!
生きてる花が!
今まで見たことがないものばかり!アーーーーなんといえばいい!?
……そう、まさに天国!!」
小鬼は腕と片足をばたつかせて喜声をあげました。
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