氷の微笑

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人は死ぬ・・いとも簡単に・・・ 朝俺は後藤とさゆりと話をした。 後藤 「お別れだ真樹也」 は? 後藤 「これから俺達は左京さんの復讐として、極真会を潰す」 「たった二人でか?俺も行く」 さゆり 「ダメよ!これはあなたには関係のない話なの」 「ふざけんな!今更それはないだろう」 後藤 「死にに行くようなもんだ。お前は自分の道を生きろ」 さゆり 「これは左京さんからよ。」 さゆりは鍵と封筒をだした 「これは?」 さゆり 「これからのあなたの部屋の鍵と、少し足らずのお金。住所はこの紙に書いてあるわ!左京さんから時が来たら渡すように言われてたの、まさかこんなに早いなんて思わなかったけどね」 何だよそれ・・・ 後藤 「お前は生きろ!一人でも強く生き抜け!」 「・・・・・」 そして二人は・・・ その場を立ち去った 俺はまた・・・一人になった ?? 「君が真樹也君かい?」 スーツを着た50代くらいの男が話掛けてきた 「あんたは?」 ?? 「私は左京重治というものだ」 左京? 重治 「死んだ政宗の兄だよ、弟に頼まれてね。君の保護司になる事になっている」 「保護司?」 重治 「保護司といっても、名前だけだがね、普段は君と関わりは持たない。君は来週から学校へ行きなさい」 は?学校だぁ? 重治 「学費は弟から預かっている、君は裏から離れ、これから一人で高校生として生きていきなさい。」 「いきなり何言ってんだ?」 重治 「弟が最後に君の為にした事だ、きっと自分が近々死ぬ事を悟っていたのかもしれない・・・」
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