氷の微笑

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しかし・・・俺と同い年の奴はみんな高校に行ってるのか・・・ さて、部屋についたし・・・寝るかな・・・ 部屋? ビルとビルの隙間のダンボールだよ!! どんなに狭くても・・・どんな古くても・・・部屋って呼べる部屋に住みてぇよ・・・ 基本的に動くのは夜だったが、その日は少し緊張してたんだと思う・・・ 寒かったけど、すぐ眠りに着いた・・・ 次の日も明後日に迫っている取引の件で頭がいっぱいになっていてなかなか動く気になれなかった。 いつもの部屋(ねぐら)でボーっとしているとあのさゆりとかいう女の車が止まった。 さゆり 「ここにいたのね、悪いんだけどちょっと付いて来て」 なんだ? 俺は黙って車に乗った さゆり 「ごめんね、あなたのお仕事の日早まって今日になったの」 はい? さゆり 「今日いってもらうから」 は? つまり死ぬ可能性がある日にちが2日縮まったって事ね さゆり 「急で悪いんだけどお願いね」 [わかった] 俺は心に決めた そのまま前の場所に着き、手順を説明され、いよいよ夜を迎えた。 後藤 「おぅコゾー、失敗すんじゃねぇぞ!」 いちいちうるせぇな、この下っ端
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