麻美の告白

19/20
前へ
/72ページ
次へ
「なっどうしてですか?」 麻美は自信があったのかもしれない。かなり動揺をしていた。 「俺、好きな子が居るんだ。片思いだけどね。だから、ごめん!」 恭耶は頭を下げた。 麻美はしばらく俯いていたが、 「わかりました。私の初恋だったんですよ。でも、何かスッキリしました。」 涙を浮かべながら笑顔を見せた。 円は麻美を見ながら、綺麗だなと思っていた。 二人は握手をしながら笑っていた。 「片思い実るといいですね!」 麻美は恭耶にエールを送った。 「多分友達としてしか見てくれてないから…前途多難だけど頑張るよ!」 そう言いながら円をチラッと見た。 …何っ… 円は一瞬ドキッとした。 「じゃあね!」 そう言って恭耶は去って言った。
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!

85人が本棚に入れています
本棚に追加