麻美の告白

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恭耶が去った後、麻美は円に抱き着き泣いた。 生まれて初めての告白。失恋。 円は黙って麻美を抱きしめた。 恭耶の好きな子って、誰なんだろう… ぼんやり考えていた。 「円……ありがとう。」 落ち着いた麻美が顔を上げた。 「麻美をふるなんて!」 円はわざと怒って見せた。 「彼を好きになってよかった。でも、余計好きになっちゃった!私、諦めない!」 麻美の笑顔は輝いていた。
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