本当の事

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自宅に戻ると疾風を抱いたまま部屋に駆け込んだ。 布団をかぶり、円は大声で泣いた。 恭耶の笑顔がちらつく。 好きって言えばよかった。 麻美みたいに、勇気を出していれば…こんなに苦しい思いをしないですんだのかもしれない… 親友に嘘をついていた自分を悔いていた。
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