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助けたはいいが、その先の事は考えていなかった。
「そっ…だよね…」
それは円も同じだった。
「飼い主捜すかな?」
ポツリと少年が呟いた。
「わっ私も手伝う!」
円は思わず叫んでいた。
「じゃあ、一緒に捜すか!」
少年の言葉に頷いた。
ところが、
「ハクション!」
円はクシャミを連発。
「このままじゃ風邪ひくよ。」
少年は笑った。
「着替えてくるから、家すぐそこだし。」
円は必死に少年を引き止めた。
このまま別れたくない。
そう思っていた。
「クション!」
少年もクシャミをした。
「俺もやばいかな!」
お互い自宅に戻り待ち合わせをする事にした。
円は全力疾走で家に戻った。
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