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それは俺がパーティ募集文を見ていた時の事だった。
色々とサークルを調べ、必要な単位を揃えて、NPCのイベントを発生させて進級試験を受けようとしていた時、パーティ募集も考えて、こんな自分を拾ってくれる様な人を探していた。
そこで、こんな人を見つけた。
『右も左も分かりません、色々教えて下さい。』
少し前の自分を思い出した。
モバのプロフを見たら女性だった。
別に下心があった訳でも無いが、自然と俺はその人に連絡を取っていた。
ミニメも送れる人だったので、自分的には好都合だった。
話は逸れるが、この人に会うまで、自分が募集掛けてパーティを募った事がある。
その時に『パーティ参加』の通知が来たが、参加者は軒並み未成年。
しかも伝言板に挨拶も無し。
果ては装備も何もしていない、行動選択すらしていない。
俺が向こうに連絡入れたが、半日経っても返事は返って来ない。
頭に来た俺はパーティ解散という暴挙(笑)に出る。
そんな事がかれこれ数回。
それから俺は自分で野良パーティの募集を掛ける事を止めた。
ミニメを送れない未成年に対してもパーティ参加は遠慮がちになってしまった。
ちなみにこの事が『団体行動論』の元記事となっている。
閑話休題。
ミニメも無事返って来て、連絡取り合ってると、全く進め方が分からず、右往左往しているという。
取り敢えずその子と一緒に最初からやり直す事にする。
講義を受け、食堂へ行き、訓練所へ行き、また食堂へ行き、下水道バイトを経て晴れてボス戦。
戦い方はアドバイスした通りにやってくれる。
いい相棒になってくれそうだ。
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