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「世界」って何だと思いますか?
もちろん毎度のことながら、ここでいう世界とは、「世間一般」でいう世界とは違います。
ですがその違いを説明するのも面倒なので、本論中にて感じとって下さい。
「世界が今ここに存在していることを証明せよ」
簡単なようで難しいことです。
「私が今ここに存在しているから」では、証明になりません。
「あなたは本当に今そこに存在しているのですか?」と聞かれれば、「ふりだし」に逆戻りです。
なので、普通に考えを進めていくのではなく、「世界が存在していないとはどういう状況か?」について考えてみます。
「意識論」にて、「世界とは意識の総意」と似たようなことを言ったように思います。
これはどういうことか、説明しますと、「世界が今この瞬間、この形をとっているのは全ての意志の交錯の結果だといえる」ということです。
例えば、人間は生きていく上で、必ず「選択」を迫られる時があります。
そこでAを選ぶ場合とBを選ぶ場合とで、別々の未来「A」と「B」が出来ます。
しかし実際に「時」が経過する「点」は一点しか無いため、未来A、Bの内どちらかが消え、どちらかに進みます。
しかし、当然のことながら世界はある「特定の人物」一人を「中心」に回っているわけでは無いため、このような選択は同時間に多数行われます。
それによって、世界は「無限」に近い数ある未来の中から、たった1つの世界へと「収束」されます。
また、選択を行うのは人間の「意志」です。
それらの意志の1つ1つが、世界を形作る「要素」となるわけです。
つまり世界の形は、人間の意志によって決定されます。
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