存在

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「もし、 全てのものが既成の規定を遵守する形で存在するならば、 それは存在ではなく配列である」 すなわち、 存在とはある程度規定を逸脱する上に成り立っている。 規格外であることが個の存在を支え、 また個性とは集団的他からの逸脱である。 他との相違点を注視することで個は肥大化し、 他との共通点を注視することで個は縮小する。 それは実際的に表されるところとは関係なく、 個々の認知による差が大きい。
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