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「君の席ここだから。期待してるよー新人くん!」 ドラマで見るような綺麗なオフィス。 ドラマに出てくるような軽い上司。 ポンって肩を叩いて去っていく上司を 固まった愛想笑いで見送った。 「よろしく」 いきなり隣から聞こえてきた低い声に思わず振り返ったんだ。 そこにはさっきと同じように 優しくて柔らかい笑顔があった。 「俺、黒沢。よろしく。」 そういって差し出された手は 大きくてあったかかった。 .
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