狼少年

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  ポカポカな昼休み。 突然、 教室の扉が開いた。 「渚、わりぃ!  教科書かして!」 「ゆ…優希クン!!  うん。いいよ」 隣のクラスの優希クン。 背が高くて、 超かっこよくて、 それだけで もう十分なのに おまけにスゴク優しい。 「渚って  可愛い名前だなッ。」 「…え!?」 「俺、前からずっと 思ってたんだけど…」 「…な…に?」 「俺…渚のコトが…
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