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東京都立、保世曇(ポセイドン)学園。今日ここの入学試験だ。
俺、秋山時宗(アキヤマトキムネ)は学園の目の前にいる
つまり、ここに入学するつもりなのだ
どんな入学試験をするのかしらんが、俺にかかれば朝飯前だ
時間になったので学園の中に入った
外からは塀が高すぎて―俺の見た目だけど30mはあるんじゃねえか―中が見えなかったのでどんな校内か見るのは初めてだ
って、広っ!!!!
パねぇ広いぞ!!!!
あれ?ここ学校だよな?校舎が無いんだけど
「はい、入学試験を受けに来てくれた皆さん!私、皆さんの第一試験の監督を務めさせていただく、名前を清水亮太(シミズリョウタ)と申します。よろしくお願いしますね」
にこやかに挨拶した清水という教員は、門を入ってすぐ右にある木の枝の上に立っていた
ただし、そこ、地面から10mはあるんだが
「よっと」
跳んだ!?
スタッ
えええぇぇぇぇ!足曲げないで着地!?どうなってんの!?
「では皆さん、さっそく第一試験です。ここ、校舎見えないでしょ?だから見える場所まで移動してもらいます。それが、第一試験」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?
なにを言っているのかわからず三点リーダ→・・・を8個も使ったよ
「それだけでいいんですか?」
俺は思わず聞いた
「はい、ただし見える場所、最短で10km先ですから頑張ってくださいね」
えええぇぇぇぇ!?10kmって、めちゃくちゃ長ぇよ!まぁ、俺も走れない距離じゃないから行けるか?
「制限時間は、私が合図してから、30分!私が行って一部分でも見えればよしとします」
無理だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!
30分で10km!?1分で3kmは走れってか!?
「じゃあ、行きますよ
よーい、あ、言うの忘れてた、もし見えない場所にいた場合は問答無用で失格。歩いてここまで帰って来てもらいますドン」
なにぃ!?ちょっと待てぇぇぇぇぇ!なんだその始め方!
そんなことを思いながら、俺は走り出した
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