入学試験

2/8
前へ
/11ページ
次へ
東京都立、保世曇(ポセイドン)学園。今日ここの入学試験だ。 俺、秋山時宗(アキヤマトキムネ)は学園の目の前にいる つまり、ここに入学するつもりなのだ どんな入学試験をするのかしらんが、俺にかかれば朝飯前だ 時間になったので学園の中に入った 外からは塀が高すぎて―俺の見た目だけど30mはあるんじゃねえか―中が見えなかったのでどんな校内か見るのは初めてだ って、広っ!!!! パねぇ広いぞ!!!! あれ?ここ学校だよな?校舎が無いんだけど 「はい、入学試験を受けに来てくれた皆さん!私、皆さんの第一試験の監督を務めさせていただく、名前を清水亮太(シミズリョウタ)と申します。よろしくお願いしますね」 にこやかに挨拶した清水という教員は、門を入ってすぐ右にある木の枝の上に立っていた ただし、そこ、地面から10mはあるんだが 「よっと」 跳んだ!? スタッ えええぇぇぇぇ!足曲げないで着地!?どうなってんの!? 「では皆さん、さっそく第一試験です。ここ、校舎見えないでしょ?だから見える場所まで移動してもらいます。それが、第一試験」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・は? なにを言っているのかわからず三点リーダ→・・・を8個も使ったよ 「それだけでいいんですか?」 俺は思わず聞いた 「はい、ただし見える場所、最短で10km先ですから頑張ってくださいね」 えええぇぇぇぇ!?10kmって、めちゃくちゃ長ぇよ!まぁ、俺も走れない距離じゃないから行けるか? 「制限時間は、私が合図してから、30分!私が行って一部分でも見えればよしとします」 無理だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ! 30分で10km!?1分で3kmは走れってか!? 「じゃあ、行きますよ よーい、あ、言うの忘れてた、もし見えない場所にいた場合は問答無用で失格。歩いてここまで帰って来てもらいますドン」 なにぃ!?ちょっと待てぇぇぇぇぇ!なんだその始め方! そんなことを思いながら、俺は走り出した
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加