保護者2人の苦悩

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「政宗殿ぉぉぉぉぉぉぉ!!」 「Come on!幸村!!」 と、朝っぱらから元気いっぱいバカップル全開な2人は婆裟羅学園の3年である伊達政宗と真田幸村である。入学時から両想いだったにも関わらず3年になってやっと付き合い始めたのだ。最初は恥ずかしがっていた幸村だが付き合い始めてから何か吹っ切れたのか毎日のように政宗とイチャコラやっている。 「またか…」 「本当だよ。よく飽きないよねぇ」 と、ため息混じりに話すのは学園教諭の片倉小十郎と政宗と幸村と同じ3年の猿飛佐助だった。この2人それぞれ政宗と幸村の保護者のような存在で 毎日バカップルに振り回されストレスで胃に穴が開きそうな感じである。 そのせいか教諭と生徒という関係から運命共同体のような関係になったわけだ。 言い忘れていたがこの学園は寮制で家事は自分でやる事になっている。ちなみに2人部屋だ 「あ、そうだ先生。今日の晩飯どっちの部屋で作ろうか」 「今日はお前達の部屋で頼む。政宗様の部屋は今、足の踏み場もないような状態だからな…」 「相変わらずだねぇ…」
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