五十歩百歩な瀬戸内の続き

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「す、すまぬ佐助ぇ! 俺と毛利殿は語り合っていたのだが、毛利殿が明日の日輪を拝む、といって早々に床についてしまわれたのだ!」 「お止めしようとしたが「煩い、黙れ、散れ」の一点張りで…。(俺も眠かった!)悪いが佐助、長曽我部殿にこの旨を伝えてはくれぬか?毛利殿との文通が途絶えて哀しんでおられるだろうからな!(ついでに団子も買って来い!)」 「あー ごめん旦那。乳首の旦那んとこに伝えに行ってたから帰りが遅くなって今起きたんだ。けどちゃんと伝えたよ」 「今、毛利殿が図書館戦争なる本を読んでおられるのだ。某も少し読んでみたのだが…、ははは破廉恥極まりない! 長曽我部殿は真顔で読み切ったとか…、破廉恥なお人でござる。」 「そうかなぁ 俺様も読んだけど普通だったよ?まったく旦那ってばあれを破廉恥とか言ってるのはこれから先大変だよ?頭をもっと柔らかくしようよ」
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