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君と居る初めての夏
人込みを歩きながら
はぐれないようにと
そっと差延べてくれた手
夏なのに 暖くて
ずっと繋いで居たかった
「子供の頃からこれだけは
得意だったんだ」
君はそういって
袋一杯の金魚をプレゼントくれたね
でも長くはなかった楽しい日々
知ってしまった彼女の存在
引下る事しか出来なくて
あの日 身体中の水分が
抜けてしまう位泣いてしまった
あれから数年
今年もあの夏祭りがやってるよ
今もあの時金魚が元気なのは
あの頃の二人の想いを食べて
生きているからかもしれないね。
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