L - 01

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今日は、新しい先生が来る日 挨拶の練習をしなくちゃ 「はじめまし…」 と、言いかけた時に、男性の声がした 「はい、はじめましてライムChan」 なんだか、懐かしい雰囲気がした 「俺だよ」 笑いながら、その人は言う 「明矢だよ。あ・き・や」 その名前で思い出した 5つ上の幼なじみの 風野 明矢 私の唯一の“憩いの場”と言うのかな あれっ、なんで忘れていたんだろう… 「うわぁ」 いきなり、明矢が私を抱きしめた 「7年も、会ってなかったんだ 俺の事なんて忘れちゃうよな」 悲しい声で、明矢は言う 私は、振り返って明矢に、力強く言う 「そ…そんなこと無い‼」 すると、優しくkissをしてくれた 「…愛しているわ。明矢」 明矢は、何も言わずそのまま 優しく抱きしめていてくれた それだけで私は、嬉しかった なぜ、嬉しかったのかは やっぱり謎のままだけど…
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