闇に迫るもの

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「ふん、これが西州最強と呼ばれたゲルツの軍部か。平和に溺れおって。」 仮面の男がポツリと漏らす。 「おい!ここから先は禁止区域だ!戻れ!」 ハンガーから兵士がジープに駆け寄る。 「コード407だ通して貰おう!」 運転手の男が叫ぶ。 「407だと?チップはどうした。」 発砲音。 兵士は崩れ落ち、地面に大量の血がまき散らされる。 「迂闊だったな。まあいい計画はほぼ順調だ。狼煙をあげろ。」 仮面の男の指示で運転手が車載の電話をかける。
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