闇に迫るもの

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「爆発物かい?」 水色の髪の指揮官らしき男が正門警護の兵卒に話しかける。 「いえ、砲弾の着弾を確認しました。敵襲ではないかと。」 兵卒は敬礼をしつつキビキビと答える。 「被害と現状を。」 「はっ!負傷者2、正門が大破しました。現在敵からの第二次攻撃は確認されておりません。現在一個小隊が基地外へ索敵に出ています。」 「うん、二次攻撃はないんだね。…なるほど。…君達。正門を封鎖してくれ。車止めを設置して、中から外に出さないように。いいね。」 「はっ!了解であります。」 兵卒はすぐさま作業に移る。 「面倒な事になったなぁ。他の入り口も固めないと。」
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