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《まぁ、つまりはその子の強さが気になるってわけね。》
レミアの言葉にソルは頷いた。
「おはよう、レミア。
その口ぶりだと少し前から起きていたな?」
《おはよ。さっきから聞いていれば、久々に退屈しなさそうなイベントじゃない。》
「オレは面倒なだけなんだがな…」
《あっちが見合いを承諾した理由はソルがハデス家の血縁だからってとこかしら?》
レミアの言葉を聞き、ソル以外の四人の謎が解けた。
「なんだ、おまえら。
今、気付きましたって顔だな。」
「そういうことね…」
《見合いが成功すればハデス家とクルセイド家の両家には関係ができて、失敗しても聖界への友好的態度としてアピールできる…
あっちにとってはデメリットがないわね。》
「ハデス家と双璧をなすほどの家だからな、調べるのもわけないだろう。」
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