第三章『予知と因果応報』

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「キャッ!」 ドシンッ!! 「痛タタタ・・・・・・ 何だったの~?双君・・・・」 シン・・・・・・・・・ 「?・・・ 双・・・君・・・? ・ ・ ・ まさか・・・・・・おち?!」 ガバッ! 「あ、あ・・・・・・・あ ・・・・・・・・・・・・ あああああああああああああああああああ!!!!」 「落ち着きなさい!」 「?!あ、う・・・・ あ、亜降さん・・・天野さん・・・?」 「う・・・・こ、ここは?」 「気が付きましたか?」 「真菜・・・・?」 「はい。」 天使の様な悪魔の笑顔だった。 「って、そんな事考えてる場合じゃなくて! 美咲は? 美咲はどうなったんだ?!」 「生きていますの。」 「遣慧・・・・そ、そか。」 よかった・・・・・ 取り敢えずは・・・よかった。 バタン! 「双君!良かったよ・・・ 本当に良かったよ~!」 泣いていた。 とにかく、ワーワーと美咲は泣いていた。 ナデナデ 只々、頭を撫でてやるしか出来なかった。 俺はきっと、美咲の生命は護れても・・・・・・ 心までは護り切る事が出来なかった。
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