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ベッドの端に追いやられていた携帯の着信音が、静まり返った部屋に響き渡る。少女は上半身を起こすと手を伸ばして携帯を取った。携帯を開かずにディスプレイに目をやる。
またしても“非通知”の電話。
懲りずに掛け直すなんてどういう神経してんの!?サイテー!!
少女の怒りは頂点に達していた。
携帯をこじ開けて通話ボタンを力強く押すと、大声で言い放った。
「パンツは白よ!白!!」
すると、相手は無言。
思い知ったか、変態め!!
少しだけ気分が晴れた。
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