初会話① ~少女編~

6/14
前へ
/637ページ
次へ
『えと…あ、の…』 受話器の向こうから聞こえる声は、先程の変態と比べようもなく澄んだ声をしていた。 ようやく気付いたが、机に置いている時計は今、21:00になったばかりだった。さっきの変態の電話は21:00より前にかけてきたことになる。 いつもの“非通知”電話は、毎回時間どおりにかけてくるから、あの変態は偶然かけてきただけだろう。 え…? …今、通話している人がいつも掛けてくる“非通知”の人!?
/637ページ

最初のコメントを投稿しよう!

947人が本棚に入れています
本棚に追加