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朝、目が覚めると要人の姿はなかった。 代わりにあったのは、ダイニングテーブルに乗ったメモとお粥。 『朔へ 寝てたから、メモだけ残してくな。 熱、下がっても今日は安静にして家にいること。 OK? 粥、昨日より美味くできたから、体調良かったら、食べてみてな? Ps,夕方くらいにまた来るから。 要人』 ―――要人らしいや。 そうだ、今何時? 「7時か。」 水無瀬に連絡して、今日は要人の言う通り安静にしとこ。 ピコピコとメールを打って送信した。 ―――汗かいて気持ち悪いな…。 風呂入ろ。 この後俺は、後悔する。 どうして、要人が来てから風呂に入らなかったんだろう?って。 仕方ない、ことなのに。 .
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