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―――だるいな…。 脱衣場に入り、上半身だけ裸になった。 籠に服を入れようと手を伸ばす。 「要人の服…。」 それは要人のお気に入りの黒のVネックのカットソー。 籠に無造作に入れられていた。 ―――なんか、安心する。 ん?ちょっと語弊があるかな…。 なんていうか、嬉しい。 お気に入りを俺の部屋に置いといてくれて。 スイッと要人の服を手に取った。 その瞬間、ふんわり香る要人の香水。 だけど、俺はそのまま動けなくなった。 要人の服からは、女モノの香水の香りもしたんだ―――――― .
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