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朔が眠ったあと、俺は一度家に帰った。 着替を持って、途中、スーパーによって飲み物とか適当に買った。 朔の住むアパートに着いて、合鍵でなかに入る。 ―――なんか、こういうのっていいなぁ♪ 上機嫌に中に入る。 「あれ…?朔…???」 ベットのなかは者気の空。 風呂か…? そう思い、浴室に向かう。 コンコンッ 「朔?居る?入るぞ!」 ガチャッと返事を聞かずになかに入った。 そこには、上半身裸のまま俺の服を握って座り込む朔。 頬には、涙の流れた跡。 それだけでも、異様な光景。 恋人が裸で座り込んで泣いてるんだから。 なのに朔は、泣きながら乾いた笑いを漏らしていたんだ。 それは、一見綺麗な怖い光景―――。 .
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