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次に要人に会ったのは、放課後の屋上だった。 「あれ~?朔もここくるんだ♪」 呑気な声に、閉じていた瞼を上げれば要人の姿。 俺の隣に腰を下ろして、同じように空を見上げてる。 「なんでいんの?」 どうしてココに来たのか気になって出た言葉は、予想以上に冷たいものになってしまった。 焦って弁解しようとすれば…、 「朔いるかな?って」 口説き文句みたいな言葉を投下された。 .
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