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小さな粒星は言いました 「ぼくはね。ほんとは、おっきい星だったの」 小さな粒星は小さな涙をこぼします。 「でもね。散っちゃったんだ」 綿雲みたいに 声高く粒星たちは言いました 「お陰で自由になれたんだ」 ピカピカ光るものたちは 声を上げて笑いました 「あのね。さっきの涙は散っちゃった時痛かったの思い出したからなんだ」
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