秋の夜長に

2/4
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
 いつから始まっていたのか、僕は窓の外に目をやる。そこではキャンプファイヤーとかそのたもろもろ、面白そうなことをやっていた。  だけど、今の僕には関係のない。今夜中に、とりあえずレポートを仕上げなくてはいけないからだ。 「きついよ」  僕は誰もいない部屋の中でそうつぶやいた。でも、考えなくていいということは結構助かる。とくに、後ろめたいことをした後では。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!