コ○コ○よりボ○ボ○派

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「はーい、大体把握した。」   クラスの朝の時間と言えば、朝礼。 その朝礼がまさかの展開により、村井のお見合い説明会となった。 大体、村井千夏という女がサバサバし過ぎてて、秘密裏に行動しようとか、内緒にしようとか、なんというか、隠し事すらヘラヘラ言うさっぱりしすぎな性格のため、速攻でクラス中がその話題の持ちきりになり、朝礼で説明する始末となった。   他に説明することあるだろうに。   「つまりは、ちーちゃんのお母さんが、お見合いの話を受けたわけね?」   広大の友達の後藤(遅刻してきた)が言う。   「まぁそんなとこだ、お袋も余計なことをする…ちなみにどさくさ紛れで誤魔化そうとしてるが、お前遅刻な。」   「うひぃ。」   ヘコむ後藤。 絵で表すなら今目がバッテンになってる感じだ。   「ぷぷーざまぁw」   広大が嘲り笑う。   「んだコラ、毛穴針で刺すぞタコ。」   「2人とも、今は先生の話でしょ。」   友達のゴン太が仲裁に入る。   「んっ?そういやぁ…むっちーはなんで俺にその話振ったわけ?」   「言われてみたら、『よくわかったな』とか言ってたな、何でだ?」   榊も広大に続き、追求する。   「ああ、それなんだが…」   …   …   …
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