1人が本棚に入れています
本棚に追加
「でさでさッ!テニス部のアキラッテさサッカー部のマネージャーと出来てるんだって。だからさー。サッカー部のヤツラ怒ってたよ!」
「ぉー…。」
と、ゆうきは、スピーカー前田のTHE・ワイドに真剣に耳を傾けているが。
朝之は、スピーカー前田に驚愕していた。
(前田さん。こぇぇ。悔しいのはサッカー部のやつら、じゃなくてアキラをとられた前田さん。じゃないの?)
と、相変わらず心の声で参加していた。
「でさでさッ!アタシさ、駄菓子屋やるなら、うまいボー。は必須だとおもんだー。明太子とか、まじスッキなんだー。」
と、THE・ワイドは中止になり、食いしん坊万歳な会話になっていた。
「ぁー。めんたい。も美味しいよねッ!私は、サラミ味かなー。ぁ、ユキは何が好き?」
と聞かれた朝之。
(ゆうき。オレはお前が好きなんだ。)
と思ったが、出てくる言葉は。
「ぁッ、おれはー。チーズ。チーズかな。」
と無難な返し。
「ふーん。普通だね。」とあまりの普通ぶりにスピーカー前田は呆れる。
「うんッ。普通だッ。」
と、相づちをする、ゆうき。
このながれが、とても辛かった朝之は、スピーカー前田。頼むから死んでくれ。と考えていたなんてことは誰にも内緒だ。
「でさでさッ!あんたたち付き合ってんの?」
最初のコメントを投稿しよう!