ースピーカー前田ー

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「でさでさッ!テニス部のアキラッテさサッカー部のマネージャーと出来てるんだって。だからさー。サッカー部のヤツラ怒ってたよ!」 「ぉー…。」 と、ゆうきは、スピーカー前田のTHE・ワイドに真剣に耳を傾けているが。 朝之は、スピーカー前田に驚愕していた。 (前田さん。こぇぇ。悔しいのはサッカー部のやつら、じゃなくてアキラをとられた前田さん。じゃないの?) と、相変わらず心の声で参加していた。 「でさでさッ!アタシさ、駄菓子屋やるなら、うまいボー。は必須だとおもんだー。明太子とか、まじスッキなんだー。」 と、THE・ワイドは中止になり、食いしん坊万歳な会話になっていた。 「ぁー。めんたい。も美味しいよねッ!私は、サラミ味かなー。ぁ、ユキは何が好き?」 と聞かれた朝之。 (ゆうき。オレはお前が好きなんだ。) と思ったが、出てくる言葉は。 「ぁッ、おれはー。チーズ。チーズかな。」 と無難な返し。 「ふーん。普通だね。」とあまりの普通ぶりにスピーカー前田は呆れる。 「うんッ。普通だッ。」 と、相づちをする、ゆうき。 このながれが、とても辛かった朝之は、スピーカー前田。頼むから死んでくれ。と考えていたなんてことは誰にも内緒だ。 「でさでさッ!あんたたち付き合ってんの?」
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