ー爆弾発言ー

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「でさでさッ!あんたたち付き合ってんの?」 という言葉に、教室がシーン。とする。 「ぇー。それは無いよッ!ねぇ、ユキッ?付き合ってないよねッ?」 一瞬ドキリ。とした朝之だったが。 「ー…ぇ!?あッ、うん。付き合ってないよ。」 「うっそ‼あんたたちさ、仲がいいじゃん。休み時間も、本の話をしたり、修学旅行の京都でも、古書店をみてくるって二人でまわってたじゃん。ホントはお互いに好きなんじゃないの?」 スピーカー前田、あつい。あつすぎる。 「ぅー…。私は、友達としてユキが好きだよ。」 とゆうき。この言葉に、やけにテンションが上がるスピーカー前田。 「ユキナくん。ゆうき。こんなこと言ってるよ。ユキナくん。はどぅなの?」 「おれはー。ゆうき。が好きだよ。」 言ってしまった。その場のノリで言ってしまった。 朝之の心臓は、バクバク音がしていた。 もう、音は耳に入らないんじゃないか。 そう思っていた。 「ッー…やめてょ。」 耳に入らないと思っていたのに聞こえてくる音。 「冗談だよね?ユキ?冗談はやめてょッ。」 「いや、冗談なんかじゃないよ。オレはホントに、ゆうき。のことがッ‼すぶたぁ‼」 ??? 説明しよう。‼すぶたぁ‼とは、朝之は中華料理が食べたいわけではない。好きだよ。の一言を、ゆうき。の『ぐーパンチ』で殴られたのだ。 「もー…ッ。冗談ばかり言うとホントに怒るよッ!」 と既に手を出しているゆうき。は泣きながら教室を逃げ出した。
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