ー秋、夕暮れー

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さっきの出来事は、無かった事にしよう。とでもいうのか。 二人は自転車で並びながら帰る。 「むむッ。ホントに秋だね。きれいな紅葉だねッ?」 何事もなかったように、ゆうきは、秋の盛りの帰り道に眼を奪われるゆうき。 「あッ、うん。あのさー。ゆうき?オレさ、さっきの話冗談じゃないからね。」 「ぇー。聞こえなーぃ。」 と知らんぷりをする、ゆうき。 このままじゃいけない。 このまま終わりたくないんだ。 「おれはー!ゆうき。の事が好きなんだ!」 無我夢中で朝之は叫んだ。 ‼キィッー…‼ ゆうき。は自転車のブレーキを強く握り締める。 真剣な顔のゆうき。 もしや…といつもみたいに、殴られるのか? と身構える朝之。 ゆうき。は手を振り上げ朝之にー。。。
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