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会話
大原さんは誰にでも好かれる人だった。
年下には優しく、年上には逆らわずに自分をさらけ出す素直で真面目で、でもちょっとだけどこか悪い感じのする不思議な人。
お客様も運も人気も数字も…全てを惹きつける魔力でも持っているかのような人だ。
ぁたしに無いものを沢山、彼は持っていた。
そんな彼を遠目で見ている自分が馬鹿馬鹿しく思えて、ある日、ぁたしは彼で遊んでやろうと企み始めた。
どうせ、男なんて股開けばすぐ釣れるんだ…その程度しか考えてないぁたしにとって彼も落とすには容易い鴨にしか見えてなかった。
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