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ドカッ
「……イテッ」
俺は反対側から歩いてきた人と肩をぶつけてしまいコケてしまった。
「す…すいません!大丈夫ですか!?」
若い男性が謝ってきた。別にそこまで酷くコケてしまった訳ではなく、尻餅をついたぐらいだった。……だがぶつかった拍子に眼鏡がとれたみたいで、俺は何も見えなかった。
「あの~すいませんが、近くに眼鏡が落ちてませんか?」
「え~と……あった。これかな?……ッ!!!」
「あ…ありがとうございます。怪我とかはしていないんで大丈夫です……よ?」
眼鏡をとってもらったお礼を言ったんだが、さっきからずっと俺の顔を見ている。
本当に怪我なんてしていないし……どうしたんだ?
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